米韓首脳会談、北朝鮮の抑止で合意 核武装潜水艦の派遣を約束
拡大抑止を強化するという決定は、北朝鮮の核開発の抑止が停滞していると認めたことに等しい。北朝鮮がミサイル実験を強化し、新たな核実験の準備を進めている可能性もある中、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記との外交の試みはほぼ実を結んでいない。
バイデン氏は記者会見で金総書記に対する厳しい警告を発し、「北朝鮮による米国やその同盟国、パートナー国への核攻撃は受け入れられない。そうした行動を取れば、いかなる政権であっても終わりを迎える」と述べた。
今回の訪問は米国がインド太平洋の同盟国との関係を重視していることを示す。バイデン氏は1週間後にフィリピンのマルコス大統領を迎える予定で、数週間後には自らアジアを歴訪する。
バイデン氏は記者会見で日米韓3カ国の関係にも言及し、尹氏の取り組みを称賛。「日本との外交を進める大統領の政治的な勇気と個人的な取り組みに改めて感謝したい」と表明した。