戦闘機が緊急発進 小型機が米首都近郊を飛行、墜落

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F16戦闘機が4日、米首都ワシントン上空付近を飛行した小型機に対して緊急発進した/Larry MacDougal/AP

F16戦闘機が4日、米首都ワシントン上空付近を飛行した小型機に対して緊急発進した/Larry MacDougal/AP

(CNN) 北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)のF16戦闘機が4日、米首都ワシントン上空付近を飛行した小型機に対して緊急発進した。小型機はその後、バージニア州南西部の国有林付近に墜落した。

小型機が飛行制限空域に侵入したのか、機内で緊急事態が発生していたのかなどは分かっていない。F16戦闘機が同機を撃墜したわけではないと当局は説明し、安全ではない飛行をした航空機に対して米連邦航空局(FAA)が戦闘機の出動を要請するのは通常の措置だと言い添えた。

発表によると、F16戦闘機は小型機と連絡を取ろうとしたが、パイロットは無反応だった。

F16戦闘機は超音速飛行が許可されており、首都ワシントン周辺ではこの影響で衝撃波が発生した。

墜落した小型機はセスナ560サイテーションV。NORADの戦闘機が午後3時20分ごろ進路をさえぎった。NORADは同機が墜落するまでパイロットとの通信を試みたとしている。

捜査に詳しい関係者によると、同機には4人が搭乗しており、予定していた目的地を約500キロ通り越して墜落した。

バージニア州警察によれば、現場では夜に入っても捜索活動が続けられている。州警察に航空機が墜落したらしいとの連絡が入ったのは午後3時50分ごろだった。

小型機はテネシー州の空港を発ち、ニューヨーク州ロングアイランドの空港に向かっていた。

米議会警察によると、連邦議会議事堂では同日午後、小型機が付近の上空を飛行したことを受け、一時的に警戒レベルが引き上げられた。

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