バイデン米大統領次男、有罪認める 税金未納や銃所持めぐり
(CNN) バイデン米大統領の次男、ハンター・バイデン氏が税金未納の罪2件と、銃所持をめぐる罪を認め司法取引を行う意向であることがわかった。司法省が20日に裁判所に提出した資料で明らかになった。
この司法取引は来年行われる大統領選挙で再選を目指すバイデン大統領にとって打撃となる可能性がある。
情報筋によると、司法省は司法取引の一環として、2017年と18年の税金を期限内に納めなかった罪2件について保護観察処分とすることに同意した。ハンター氏は17年と18年にそれぞれ少なくとも10万ドル(現在のレートで約1400万円)の連邦税を納めなければならなかったが、期限までに納税しなかった。
銃の所持をめぐっては、ハンター氏が21年のメディアとのインタビューで、違法薬物を使用していたことに言及しており、銃器を購入した際に連邦法に違反した可能性が浮上していた。連邦法では、違法薬物の使用者や中毒者が銃器を購入することを禁じている。
ハンター氏の弁護士クリストファー・クラーク氏は声明で、「ハンター氏は司法取引に従って期限内に納税しなかった2件の罪の責任を取る」と説明。また「混乱したり依存症だったりした時期に犯したこれらの過ちの責任を取ることが重要だとハンター氏は考えている」などと述べた。
一方、ホワイトハウスの報道官は「バイデン大統領と大統領夫人は息子を愛しており、夫妻はハンター氏が今後も人生の立て直しを続けるよう支援する」と述べた。