ジュリアーニ氏が出頭 米大統領選結果を覆す試みで起訴
(CNN) トランプ前米大統領の顧問弁護士で、2020年大統領選の結果を覆そうとしたとしてトランプ氏らと共に起訴されたルディ・ジュリアーニ氏が23日、南部ジョージア州フルトン郡の拘置所に出頭し、13の容疑で手続きが行われた。
この件では、トランプ氏やジュリアーニ氏など側近ら計19人が起訴され、次々と出頭している。トランプ氏はまだ出頭していない。出頭の期限は米国東部時間25日正午。
逮捕されてから指紋などを採取されたジュリアーニ氏は釈放後、「この訴訟は我々の生き方をかけた戦いであり、関わることができて大変光栄だ」などと記者団に語った。
また「この起訴が棄却されたとき、フルトン郡のファニ・ウィリス地区検事は、米国憲法への最悪の攻撃を行ったとして米国の歴史に名を刻むだろう」と主張した。
ジュリアーニ氏の逮捕から釈放に至るまでには1時間もかからなかった。フルトン郡の保安官は、ジュリアーニ氏は本件で出頭した「他の人たち」と同じように扱われ、処理されたと述べた。
CNNは以前、選挙結果を覆そうとした被告らの逮捕や送検の手続きが素早く進められていると報じた。こうした手続きは通常、数時間かかる。
ジュリアーニ氏の保釈金は15万ドル(約2170万円)に設定された。ほかにも他の被告や証人と弁護士を経由せず会話しないなど、保釈の条件が課された。