警察が17歳少年を射殺、警察犬撃ち警官に銃口向けた疑い 米
(CNN) 米ジョージア州アトランタ近郊で2日、17歳の少年が警官に銃撃されて死亡した。警察は、この少年が警察犬を殺して警官に銃口を向けたと説明している。
同州クレイトン郡警察の2日の記者会見によると、銃撃事件は現地時間の2日午前2時ごろ、アトランタ南部のジョーンズボロで発生した。
ジョーンズボロ警察は、ホテルで起きた男3人が絡む不審行為に対応していた。男は3人とも逃走したが、2人は警察に取り押さえられた。
残る1人についてはジョーンズボロ警察がクレイトン郡警察に応援を要請して捜索を行い、クレイトン郡警察の警察犬が近くの雑木林に隠れていた少年を発見。警官が説得しようとしたところ、少年が拳銃を抜いて発砲し、警察犬が撃たれたという。
警察犬は動物病院に運ばれたが、助からなかった。
警察は周辺を包囲して捜索を続け、数時間後に再び少年を発見した。クレイトン郡警察によると、警察は数回にわたり、銃を捨てるよう少年に命じたが、少年が警官隊に銃口を向けたため、警官が発砲して射殺したという。警官や市民に死傷者は出なかった。
この事件に関する捜査はジョージア州捜査局が引き継いだ。
警察のフェイスブックによると、死んだ警察犬は「ワロ」という名前だった。