米22州で成人の肥満率35%以上、年々増加 CDC統計
(CNN) 米国で成人の肥満が一般的になる州が増えていることが、21日に発表された米疾病対策センター(CDC)の最新統計で明らかになった。
CDCによると、成人の35%以上が肥満とされた州は、2022年の統計で22州に上り、21年の19州から増加した。10年前は、成人の肥満率が35%以上の州は一つもなかった。
最新統計によれば、肥満率はルイジアナ、オクラホマ、ウェストバージニアの3州が最も高く、成人の40%以上が肥満だった。
全体では米中西部や南部の成人の肥満率が約36%、北東西部は約30%となっている。
この統計では身長と体重の自己申告に基づき、体格指数(BMI)30以上の成人が肥満と分類されている。
年齢別にみると、18~24歳の年齢層の肥満は約5人に1人の割合だったが、45~54歳になると約5人中2人へと倍増していた。学歴が高いほど、肥満率は低い傾向にあった。