米議会襲撃事件の新映像公開 暴徒が共和党議員を罵倒
(CNN) 2021年1月6日の米連邦議会議事堂襲撃事件で撮影された新たな映像を、米司法省が公開した。暴徒がカラスの割れたドア越しに、共和党の議員2人を罵倒している。
新たに公開されたのは8分間の映像。CNNは、事件からちょうど3年を迎えた6日にこの映像を入手した。テキサス州選出のトロイ・ニールズ下院議員と、オクラホマ州選出のマークウェイン・マリン上院議員(当時は下院議員)が映っている。
暴徒は下院議場入り口のドアのすき間を通し、両議員と言い争っている。議員らのわきで、当局者2人が暴徒に銃を向けている。
ニールズ氏はテキサス州旗をデザインしたマスクを着け、「テキサスで30年も法執行を担ってきたが、こんな行為に及ぶ者は見たことがない。恥ずかしく思う」と叫んだ。
その声は暴徒らの叫び声にかき消され、だれかが「こちらは議員たちを恥ずかしく思う」と言い返している。
映像を撮影したのも暴徒の1人。選挙妨害と暴動で有罪となり、2月に刑を言い渡される予定だ。
事件では民主、共和両党の議員らが脅威にさらされたことを示す十分な証拠があるのに対し、一部の共和党議員らは今も暴徒らの脅威や、トランプ前大統領の関与を否定する主張を繰り返している。