横須賀配備の米駆逐艦配属の上等兵曹に有罪判決、スパイ活動未遂で

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横須賀を母港とする米軍のミサイル搭載駆逐艦「ヒギンス」=2022年11月、横須賀/Mass Communication Specialist 1st Class Donavan K. Patubo/US Navy

横須賀を母港とする米軍のミサイル搭載駆逐艦「ヒギンス」=2022年11月、横須賀/Mass Communication Specialist 1st Class Donavan K. Patubo/US Navy

(CNN) 米海軍犯罪捜査局は25日までに、外国政府のためのスパイ活動未遂などの罪に問われていたペディチーニ上等兵曹を裁く一般軍事法廷が開かれ、有罪判決が下されたとの声明を発表した。

日本の米海軍横須賀基地を母港とするミサイル搭載駆逐艦「ヒギンス」に配属されていた同被告への量刑判決は今年5月7日に予定されている。

同捜査局の責任者は、母国や仲間の兵士を裏切った末の判決とし、「敵対勢力は米国の軍事的な優位性をおとしめる試みを容赦なく進めている」とも述べた。

同被告は今年初期、スパイ活動や防衛関連情報の漏出など14件の容疑罪名で訴追されていた。機密情報の入手を狙う外国人との接触などを報告しなかった罪名も含まれている。

被告の逮捕は同駆逐艦に配属されていた昨年5月だった。米海軍の起訴状によると、機密扱いであることを承知していた情報を違法に引き渡していた時期に拘束されていた。

漏洩(ろうえい)を試みた情報の中には、機密指定されたコンピューター画面の画像も含まれていた。

起訴状によると、ペディチーニ被告は外国の1カ国の国民あるいは同国政府関係者に対し少なくとも6回にわたって機密情報を流していた。その時期は被告が米バージニア州ノーフォークに配属されていた2022年5月から始まっていたとした。

これら機密情報を得ていた外国の国名には触れられていない。

米海軍の記録によると、同被告は08年に海軍に入隊。これ以降、駆逐艦2隻に12年間以上の乗艦任務に就いていた。22年8月には船上の鎮火対策の責任者にも昇進。業績をたたえる勲章なども複数回授与されていた。

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