バイデン米大統領、銃規制強化の成果をアピール
ワシントン(CNN) バイデン米大統領は11日、銃の安全に関するイベントで演説を行い、政権が銃規制を強化し、厳罰化するために講じてきた措置について明らかにした。この数時間前にバイデン氏の次男は銃の不法購入・所持をめぐる裁判で有罪評決を受けた。演説では息子の有罪評決には触れなかった。
バイデン氏は評決を受け、声明で「先週言ったように、私は大統領だが父親でもある。ジルと私は息子を愛しているし、今の息子をとても誇りに思っている」と述べ、この裁判の結果を受け入れ、息子が控訴を検討する間、引き続き司法手続きを尊重することを表明した。
バイデン氏は銃による暴力を自身の政治生活における重要なテーマだと考えている。
バイデン氏は上院議員として1990年代にアサルトウェポン(突撃銃)禁止法を議会で可決させるのに尽力し、再び尽力することを約束している。
同氏は10日の演説で、2年前に署名し成立させた超党派銃規制法案をアピールしている。可決当時、約30年ぶりの重要法案とされた同法は、テキサス州の小学校とニューヨーク州のスーパーマーケットで相次いだ銃乱射事件を受けて成立した。銃の所有者を偽った代理購入に対する新たな犯罪行為の規定などを盛り込んだ。