トランプ一族企業、サウジアラビアにトランプタワーの開発計画を発表

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サウジアラビアのジッダ市街地=2023年12月12日/Lars Baron/FIFA/Getty Images

サウジアラビアのジッダ市街地=2023年12月12日/Lars Baron/FIFA/Getty Images

ニューヨーク(CNN) トランプ前米大統領の一族が経営するトランプ・オーガニゼーションは1日、サウジアラビアにトランプタワーを開発する計画を明らかにした。

この新しいビルはジッダに建設され、サウジアラビアの巨大開発業者ダル・アル・アルカンの国際部門ダル・グローバルと共同で開発される。

完成すれば、トランプ・オーガニゼーションにとってサウジアラビアでの初の主要プロジェクトになるとみられる。

ダル・グローバルは、このプロジェクトは「サウジアラビアの高級市場と国際投資家」をターゲットとしていると述べた。

トランプ・オーガニゼーションとダル・グローバルはこの発表の数日前、オマーンでトランプ・インターナショナル・ホテルの開発に5億ドル(約800億円)を投じることを発表している。

トランプ・オーガニゼーションの中東におけるこれらの新プロジェクトは、トランプ氏が大統領に返り咲いた場合に潜在的な利益相反の懸念を引き起こす可能性がある。

米政府の倫理と責任を監視する非営利団体の責任者、ドナルド・K・シャーマン氏はCNNに対し「トランプ・オーガニゼーションが海外事業のプロジェクトを追求し続けることは、国家安全保障を危険にさらし、汚職、憲法上の懸念を引き起こす」と語った。

特にサウジアラビア政府はトランプ氏に影響を与えようとしてきた長い歴史があると指摘。トランプ氏が再び大統領の座に着いた場合、憲法の外国報酬条項に違反するだろうとの懸念を示した。

同団体が2023年に行った分析によれば、トランプ氏は在任中、中東諸国から少なくとも960万ドルを得ていた。

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