NYの中国総領事が離任か 国務省は追放を否定

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2019年、旧正月を祝う式典に出席する在ニューヨーク中国総領事館の黄屏・総領事/Albin Lohr-Jones/Sipa USA

2019年、旧正月を祝う式典に出席する在ニューヨーク中国総領事館の黄屏・総領事/Albin Lohr-Jones/Sipa USA

(CNN) 米ニューヨーク州のホークル知事の元側近が中国政府の代理人としてひそかに活動していた罪で起訴された件に関連し、ホークル氏は4日、在ニューヨーク中国総領事館の黄屏・総領事がすでに離任したと述べた。米国務省の報道官は、黄氏が追放されたわけではないと説明した。

ホークル氏が4日の記者会見で語ったところによると、国務省高官との電話で黄氏の追放を望むと伝えたところ、同氏がすでに職務を離れたことを知らされたという。

国務省のミラー報道官は同日、黄氏が先月末に任期を終えて、通常の配置転換で離任したとの認識を示し、追放処分ではないと明言した。

一方、総領事館の報道担当者は同日、CNNへの声明で、黄氏は平常通り任務に就いているとコメント。同氏をめぐる情報が交錯している。

ホークル氏とクオモ前知事の側近だったリンダ・サン容疑者は3日、夫とともに逮捕・訴追された。両容疑者は同日午後の罪状認否で無罪を主張した。

ホークル氏はサン容疑者の行動を、2代にわたった州政府からの信頼に対する「完全な裏切り」と非難し、同容疑者に署名を偽造されたこともあると指摘した。黄氏が関与した可能性についての質問には、「サン容疑者と協力して中国政府が取ったとみられる行動は容認できない」と答えた。

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