米大統領選、初期段階での識者の反応は 「サプライズなし」
(CNN) 5日投開票の米大統領選はまだ未集計の票が数多く残っており、西部の数州では依然として投票所が開いている状況だ。初期段階の予測に対する識者や内部関係者の反応をまとめた。
「サプライズなし」:CNNのクリス・ウォレス氏はこれまでのところ「サプライズはなく」、支持政党がひっくり返った州もないと指摘する。予測される選挙人票の数は過去の大統領選の結果と一致しており、「トランプ氏が今晩勝利した州はどれも2020年に勝った州だ」「ハリス氏が押さえた州はすべて、バイデン氏が20年に制した州となっている。現時点でひっくり返った激戦州はない」という。
バージニア州で懸念強まる:首都ワシントンのコンラッドホテルで開かれた私的なイベントの参加者2人は、バージニア州などでのトランプ氏の勢いに懸念を強めている。バージニア州の選挙戦はほぼ互角の情勢だが、まだ結果の予測は出ていない。
トランプ氏の上級顧問ら、中南米系有権者の支持を強調:トランプ氏の上級顧問らはトランプ氏支持に鞍(くら)替えした中南米系有権者、特に男性の数を強調している。顧問らが今回注力した取り組みの一つは、伝統的に民主党支持の有権者層に食い込むことだ。共和党関係者は中南米系全体を取り込むことができるとは考えていないが、1票1票が重要になる選挙で20年と16年を上回る出来を収めれば、大きく優位に立てる可能性があるとの見方を示す。トランプ陣営は一例として、中南米系有権者の支持が追い風となり、重要州のネバダで勝利できる可能性があるとの見方を示している。