米アメリカン航空機、出発直後に急上昇 管制官の指示で山脈衝突を回避

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米ニューヨーク市のラガーディア空港に駐機するアメリカン航空旅客機の資料写真/Ed Jones/AFP/Getty Images/FILE

米ニューヨーク市のラガーディア空港に駐機するアメリカン航空旅客機の資料写真/Ed Jones/AFP/Getty Images/FILE

(CNN) 米ハワイを出発したアメリカン航空の旅客機が管制官の指示で急上昇し、ホノルル国際空港付近の山脈への衝突を回避する出来事があった。米連邦航空局(FAA)が明らかにした。

この出来事は13日未明、ロサンゼルスに向かうアメリカン航空298便の離陸直後に発生。FAAが調査に当たっている。オープンソースの航空機追跡サイト「ADS―Bエクスチェンジ」のデータには、同便がホノルル空港の8L滑走路を離陸し、コオラウ山脈の方向へ東に向かう様子が示されている。

FAAによれば、298便のクルーがホノルル国際空港を出発する際に定められた旋回を行わなかったことから、航空管制官は急上昇を指示した。「管制官の行動により、同便は付近の地形に接触しない安全な高度を維持できた」という。

管制官とのやり取りを記録した「LiveATC.net」の音声には、ホノルル国際空港の管制官が298便に対し、急上昇して右旋回するよう指示する声が捉えられている。

アメリカン航空は声明で「298便のクルーは13日、ホノルル空港を発って上昇する途中、右旋回の許可を要請して受領し、管制官の指示に従った」と説明。「航空機の軌道に基づく判断では地表との間隔に問題はなく、対地接近警報装置(EGPWS)のアラートは発動しなかった」としている。

EGPWSは航空機が地表に衝突するリスクがある場合に発動する。

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