カナダ、イランとの外交関係を凍結

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
カナダのベアード外相(左)とクリントン米国務長官 (C) Michael Gross/State Department

カナダのベアード外相(左)とクリントン米国務長官 (C) Michael Gross/State Department

(CNN) カナダは7日、イラン政権は「世界の平和と安全に対する最も重大な脅威だ」とし、イランとの外交関係を凍結し、カナダ国内にいるイランの外交官を「国外追放」にすると発表した。

カナダのベアード外相は、イランの外交官に5日以内に出国するよう求めたことを明らかにした。イランに駐在していたカナダの外交官はすでにイランを離れている。また外相は、カナダ国民にイランへの渡航を控えるよう勧告した。

ベアード外相はイランとの外交関係凍結の理由として、イランが国連の決議に反して核開発を続けていること、ユダヤ人差別の発言を行うなど、イスラエルの存在を日常的に脅かしていること、世界最悪ともいえる人権侵害を行っていること、テロ組織をかくまい、物的支援を行っていることなどを挙げた。

また外相は、イラン政権が、反体制派に対する武力弾圧を続け、国際社会から批判を浴びているシリアのアサド政権に軍事支援を行っていると指摘。

さらにイランは外交官の安全保護を定めたウィーン条約をあからさまに無視しているとし、これ以上イランに外交官を駐在させることはできないと述べた。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「World」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]