スペースX宇宙船の爆発、破片が英領諸島に落下か 物的被害の報告を調査
(CNN) 米民間宇宙企業スペースXの宇宙船「スターシップ」が16日の試験ミッション中に海洋上空で爆発した問題で、米規制当局やカリブ海の英領タークス・カイコス諸島の当局者は、落下した破片により物的被害が出たとの報告について調べを進めている。米連邦航空局(FAA)が明らかにした。
FAAは17日の声明で、スターシップとロケットシステムの飛行は事故調査完了まで停止されると説明。FAAとタークス・カイコス諸島の当局者はいずれも、負傷者の報告はないとしている。
打ち上げや飛行が計画通りに進まない場合、当局は調査実施のためフライトを停止するのが通例だ。
スペースXが前日に確認したように、調査は同社が主導する。FAAはその後、スターシップの試験飛行の再開に必要な是正措置のリストを発行する。
スペースXの宇宙船は7回目の無人試験飛行中、空中分解した。テキサス州南部で打ち上げが行われてから約10分後の出来事だった。
破片が降り注いだことを受け、FAAは一時「残骸対応エリア」を設置し、航空機にルート変更を命令。これにより、空の旅に遅れが相次いだ。