米ブルーオリジン、初のロケット打ち上げ ブースター回収は失敗

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ブルーオリジン、大型ロケット「ニューグレン」を初打ち上げ

(CNN) 米アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏が率いる宇宙企業ブルーオリジンは16日、大型ロケット「ニューグレン」を初めて打ち上げた。

ニューグレンは米東部時間午前2時すぎ(日本時間午後4時すぎ)、フロリダ州ケープカナベラル宇宙基地から打ち上げられ、搭載する多用途宇宙輸送機の実証機「ブルーリング・パスファインダー」が計画通り軌道上へ運ばれた。

ブルーオリジンはさらに、ニューグレンの打ち上げ後に切り離された1段目のブースターを再使用するため、海上の回収船に着地させることを目指していたが、これは成功しなかった。

ブースターは自動操縦で回収船に向かったものの、着地に向けて逆噴射する直前にデータ通信が途絶え、その後喪失が確認された。

起業家イーロン・マスク氏が率いる競合のスペースXは現在、「ファルコン9」ロケットのブースターを地上や海上で回収している。ただし、同社も2010年代半ばの開発当初は4回、回収に失敗していた。

ブースター回収を除けばニューグレンのミッションは順調に進んでいるとみられ、東部時間午前8時ごろに完了する見通しだ。

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