機内で暴れた男を座席にテープで張り付け監視、乗客と乗務員
ニューヨーク(CNN) アイスランドの航空会社アイスランド・エアは6日までに、同国の首都レイキャビクから米ニューヨークへ向かっていた同社便で男の乗客が暴れたため、粘着力の強いダクトテープなどを使い座席に「張り付ける」対抗措置を講じたと発表した。
3日に起きた騒動で、座席に張り付けられる男の画像がソーシャルメディア上に流れたが、同航空はこの画像の真偽は確認出来ないとしている。交流サイト「フェイスブック」には、口と足首などにダクトテープが巻き付けられている姿の画像が掲載された。
アイスランド・エアの広報担当者によると、男は機内でひわいな言葉などを発し、他の乗客をたたいたり、叫び声を上げ、つばを吐きかける暴力行為に及んだ。他の乗客の安全を確保するため、乗客と乗務員が協力してテープや手足などを縛るバンドを使って座席で身動き出来ないようにし、フライトの間監視を続けたという。
同航空では全フライトに今回のような不測の事態に対応するためダクトテープと拘束用バンドを常備しているという。
男はニューヨークのケネディ国際空港に到着後、逮捕された。同空港を運営するニューヨーク・ニュージャージー港湾公社によると、訴追はされておらず、病院に搬送された。