滑走路が冠水、村落被害の可能性も ソロモン諸島沖地震
(CNN) 南太平洋のソロモン諸島近海で6日発生したマグニチュード(M)8.0の地震で、人道支援団体「ワールド・ビジョン」の同諸島担当者は7日までに、津波被害で地元の空港の滑走路が冠水し、空港近くにある数カ所の村落も大きな被害を受けた可能性があると述べた。
被害の全容把握に努めている同団体のメンバーによると、地震発生から5分内に多数の津波が襲ったという。
ソロモン諸島東部のサンタクルーズ諸島の中心地ラタ町にある病院幹部は約1メートルに達する津波が襲来したと報告した。津波で高齢者4人と子ども1人が死亡した。この病院の施設などは無事だったが、一部の患者を他の場所へ移送したという。
地震や津波による負傷者の数は伝えられていない。
地震を受けハワイにある米太平洋津波警報センターは、パプアニューギニアやフィジーなど近隣諸国に津波警報を発令。ニュージーランドやオーストラリア、インドネシアなどの地域諸国にも注意報を出した。警報、注意報ともに後で解除された。