イスラエル軍、ガザを2度にわたり空爆 11月の停戦以来初
(CNN) イスラエルは2日夜、パレスチナ自治区ガザを2度にわたって空爆した。ガザの治安関係者がCNNに明らかにした。イスラエル軍も空爆を認める声明を発表した。
イスラエルとパレスチナのイスラム組織ハマスは昨年、8日間の交戦を経て11月に停戦を成立させていた。イスラエルによる空爆はこの停戦後、初となる。
ガザの治安関係者は、空爆されたのはガザ北部と西部の何もない場所だったと話している。医療関係者によれば、現時点で空爆による死者が出たとの報告はないという。
イスラエル軍は、「イスラエルに向けて複数のロケット砲が発射されたことに対し、イスラエル空軍機がテロ拠点の集中するガザ北部の2カ所を標的とした」と発表。ハマスがイスラエルに対してテロを仕掛けたと述べ、昨年11月のようにロケット弾攻撃がエスカレートする事態は容認しないと強調した。
一方、ガザの治安関係者はCNNに対して、「ハリド・イブン・アルワリード」と名乗る武装勢力が、ガザからイスラエルに対するロケット弾攻撃を認める声明を出したと語った。同勢力は、空爆を受けて再度ロケット弾を打ち込んだとしているという。
この関係者は、ハリド・イブン・アルワリードとハマスとの関係は確認されていないと話している。