シャリフ元首相率いる最大野党が勝利へ パキスタン総選挙
パキスタン北部ラホール(CNN) 11日投票のパキスタン総選挙で、シャリフ元首相率いる最大野党・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)の勝利が確実となった。
非公式の集計結果によると、PML―Nは下院第1党となる見通し。
シャリフ氏のライバルで野党・正義運動(PTI)を率いる元クリケット選手のイムラン・カーン氏は、選挙に不正があったと主張する。同氏は一方で、若者や女性の選挙参加を高く評価し、「新生パキスタンの基礎ができた」と述べた。
米国のケリー国務長官は今回の選挙をパキスタン民主主義の「歴史的な一歩」と位置付け、新政権への支援を表明した。
またインドのシン首相はツイッターを通し、シャリフ氏とPML―Nの「揺るぎない勝利」を祝った。
シャリフ氏は同国有数の実業家、富豪としても知られる。過去に2回首相を経験したが、2期目の1999年にムシャラフ前大統領の軍事クーデターで政権を追われた。