毛派ゲリラが与党の車列を襲撃、死傷者57人 インド
ニューデリー(CNN) インド中部チャッティスガル州で25日、政権与党の国民会議派の政治家らを乗せた車列が極左武装組織のインド共産党毛沢東主義派のグループに襲われ、少なくとも24人が死亡、33人が負傷した。州当局高官が26日、CNNに語った。
この攻撃で、毛派に対抗する政府側民兵組織サルワ・ジュダムの設立者、マヘンドラ・カルマ氏も死亡した。当局が捜査を開始したが、逮捕者は出ていないという。
警察責任者によると、国民会議派の地方幹部らが少なくとも16台の車を連ねて森林地帯を通過していたところを、200人以上のゲリラが地雷や銃で攻撃したとみられる。死者の中には警官8人や運転手も含まれていた。
シン首相は26日、負傷者が収容されている州都ライプールの病院を訪れ、犯人を必ず裁くと約束した。
同首相は22日、昨年1年間の極左ゲリラによる暴力は一昨年に続いて大幅に減少したと発表したばかりだった。毛派は警官や警察への協力者に加え、道路や鉄道、通信施設などのインフラを標的とした攻撃を繰り返している。