欧州中部の洪水、死者13人に 4万人超が避難

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ドイツ・マイセンの洪水の様子 

(CNN) 豪雨により洪水に襲われているチェコ、ドイツ、オーストリアなど欧州中部の一帯で、6日までの各国の死者が13人に達した。避難者は4万人を超え、各地で警戒が続いている。

各国当局によると、死者はチェコで8人、ドイツで3人、オーストリアで2人。避難者はドイツで2万5000人、チェコで2万人に達した。洪水が起きたのはエルベ川、ドナウ川、ブルタバ川とその支流など。

チェコの首都プラハではブルタバ川の水位は下がり始めたが、当局は水が運ぶがれきで歴史的建造物に傷がつくことを警戒。名所カレル橋では橋を守るために重機が投入された。北部ではまだ水位上昇に警戒が続く地域もある。

ドイツのザクセン州ドレスデンやマイセンの周辺では、エルベ川の水位が6~7日ごろに最高で9メートルに達すると予想される。平常時の水位(2メートル)を大きく超えるものの、2002年の洪水時よりは低いと見込まれる。

バイエルン州を流れるドナウ川の水位は下がり始めているものの、州南部のレーゲンスブルクやパッサウではまだ高い。ドナウ川が2つの川と合流するパッサウでは、水位が過去500年で最高に達したという。

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