学校給食に毒物混入か 児童少なくとも22人が死亡 インド
(CNN) インド北東部ビハール州で16日、学校給食を食べた児童らが体調不良を訴え、地元当局者によると少なくとも22人が死亡、25人余りが病院で手当てを受けている。
同州の教育相は、給食に有機リン系殺虫剤が混入していたとの見方を示した。有機リン系殺虫剤は農薬によく使われ、大量に飲み込むと不整脈や呼吸困難、まひ、けいれんなどの中毒症状が起きる。
死亡したのは同州サラン地区の村に住む8~12歳の子どもたちとされる。地区の教育当局者はCNNに、地域の病院に収容された子どもたち31人が16日夜、州都の病院へ移されたと語った。
事態を受けてサラン地区中心部では17日に激しい抗議デモが起き、政治家らがゼネストを呼び掛けた。
同国では2001年の最高裁判決以降、13歳未満の子どもたちに無料で給食を提供することがすべての公立学校に義務付けられている。