ウクライナ首相、ロシア軍投入を「宣戦布告」と非難
一方、ウクライナのセルゲイエフ国連大使はCNNとのインタビューで、ロシア軍の増派がさらに進むようなら「他国に軍事支援なども要請することになる」と語った。
北大西洋条約機構(NATO)は2日、ブリュッセルで大使級の緊急会合を開いてウクライナ情勢への対応を協議した。ラスムセン事務局長はロシアの行動が国際法に違反するとの見方を示し、同国は軍を撤退してウクライナへの内政干渉をやめるべきだと述べた。そのうえでロシア、ウクライナの双方に外交的解決を呼び掛け、国連監視団の派遣を提案した。
ドイツ政府によると、メルケル独首相はプーチン大統領に、政治対話の開始に向けて欧州安保協力機構(OSCE)主導の調査団の派遣を提案した。プーチン大統領は2日、これに同意したという。