サウジの活動家にむち打ち1000回、禁錮10年
バダウィ被告がサウジ当局に目をつけられたのは、リベラルなウェブサイトと宗教について議論できる掲示板を開設したのがきっかけだった。
バダウィ被告が罪に問われたことに対しては、ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)やアムネスティ・インターナショナルなどの国際人権団体から強い非難の声が上がっている。
関係者によればバダウィ被告は再度控訴する考えだが、今後の法廷闘争は容易ではない。
バダウィ被告の弁護士であり義理の兄弟のワリード・アブルハイル氏は4月、説明なく当局に身柄を拘束された。その後、同氏は王国のイメージを損ない国王への忠誠義務を破ったとして起訴されている。
サウジ政府はここ数カ月、極めて厳しいテロ取り締まり関連法を相次いで成立させている。人権団体からはこれらの法律が反体制派つぶしに使われるのではとの懸念の声も上がっている。