アフガン東部で自爆テロ、死傷者60人以上
カブール(CNN) アフガニスタン東部パクティカ州の市場で15日、車に仕掛けられた爆弾が爆発し、地元警察によると少なくとも38人が死亡、30人が負傷した。
警察幹部は、車を運転していた男が警察に制止された後で自爆したと話している。死者の数はさらに増える恐れがあるという。
また、首都カブールでは同日、大統領府職員が乗っていた車が攻撃を受けた。警察の報道官はCNNに、広報部門の職員少なくとも2人が死亡、5人が負傷したと語った。
この攻撃については反政府武装勢力タリバーンが犯行声明を出し、3人が死亡、5人が負傷したと主張している。
アフガンでは今年末に予定される駐留米軍の完全撤退を前に、治安状況の悪化が懸念されてきた。先月実施された大統領選の決選投票を巡る混乱も続いている。
候補者のガニ元財務相とアブドラ元外相はともに、決選投票で大規模な不正があったと主張。12日にカブールを訪問したケリー米国務長官は、すべての票を再調査することで双方が合意したと発表した。