ウクライナ人記者、親ロ派が拘束
(CNN) 親ロシア派勢力と政府軍の衝突が続くウクライナ東部ドネツク市で22日、ウクライナ人記者の男性が親ロシア派に拉致された。男性はフリーランスの記者で、CNNに取材協力をしていた。
拘束されたのはアントン・スキバ氏で、ドネツク市内にあるホテルの前で親ロシア派勢力「ドネツク人民共和国」の武装した男らに拉致された。
同勢力はスキバ氏が「テロ行為」に関与し、交流サイトのフェイスブックで反政府勢力の戦闘員殺害への報奨金に絡む投稿をしていたと非難した。その後投稿に関する主張は取り下げたが、様々な姓を記した複数の身分証の所有についてスキバ氏を尋問をしていると明らかにした。
同勢力の幹部は23日、CNNに対し、スキバ氏が「ウクライナのスパイ」だと認めたと述べた。
CNNは同氏釈放への取り組みの中で、同氏の拘束について当初報じていなかった。