エボラ熱感染、来年半ばまでに封じ込め可能 国連事務総長
(CNN) 西アフリカ諸国で猛威を振るうエボラ出血熱の問題で、国連の潘基文(パンギムン)事務総長は23日までに、国際社会や地域の指導者、アフリカの住民らがそれぞれの役割を果たすなら、来年半ばまでに感染の拡大阻止が可能との見方を示した。
同事務総長はただ、感染拡大の兆しが見えるマリについて重大な懸念を表明。世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長も「事態が制御出来なくなる前にこの小さな炎を消し止めなければならない」と主張した。
事務総長はまた、チャン事務局長が同国を訪問し、地元当局によるエボラ熱対策の支援に当たることを明らかにした。
同国ではこれまで6人が死亡。これら犠牲者と接触した住民らは数百人とされる。