イスラム過激派がアフリカ連合の基地を襲撃 ソマリア
ソマリア・モガディシオ(CNN) モガディシオで25日、アフリカ連合(AU)平和維持部隊の基地がイスラム過激派組織「シャバブ」の攻撃を受け、シャバブの戦闘員5人が死亡した。AUが発表した。
攻撃を受けたハラネ軍事基地は、AUソマリア・ミッション(AMISOM)の基地としては同国内で最大規模。厳重な警備が敷かれ、国連機関や国際機関も置かれている。
AMISOMによれば、死亡した5人のシャバブ戦闘員のうち、2人は基地内で自爆。残る3人はAUの兵士に射殺された。
この攻撃でAUの兵士3人と民間人1人が死亡した。
シャバブの戦闘員のなかには、ソマリア軍の制服を着ていた者もいたという。
シャバブの広報担当者は今回の攻撃について、「イスラム戦士は基地の入口で自動車爆弾を爆発させ、内部に侵入することができた」と述べた。
シャバブは国際テロ組織アルカイダ系の過激派で、イスラム法の厳格な適用を求めてソマリアで武力闘争を行っている。
AMISOMは2007年に発足。「和平支援活動」や「情勢の安定化」のために、約2万人がソマリアに駐留している。