仏で人質事件、強行突入で容疑者3人死亡 人質4人も死亡
一方、クアシ兄弟が立てこもった印刷会社から約40キロ離れたパリ東部ポルトドバンセンヌのユダヤ教食料品店でも同様の立てこもり事件が発生した。
仏当局によると、立てこもったのはアメディ・クリバリ容疑者(32)で、クリバリ容疑者は8日、パリ南西に位置するモンルージュでアヤ・ブメディン容疑者(26)とともに女性警官を殺害した容疑者と見られる。目撃者によると、クリバリ容疑者はクアシ兄弟の釈放を要求していたという。
そして、ダマルタンアンゴエルでの強行突入の数分後、複数の爆発と発砲があり、20人ほどの武装警官が店に突入した。イスラエル政府筋によると、オランド大統領はイスラエルのネタニヤフ首相に人質4人が死亡し、15人が救出されたと伝えた。パリ検察によると、人質が突入前に殺害されていたという。
ブメディン容疑者は現在も逃走中。
またイエメンの報道官は9日、短文投稿サイト「ツイッター」上で、イエメン政府が同国に拠点を置くアルカイダ系テロ組織「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」とシャルリー・エブド誌本社襲撃事件と関連について捜査を開始したことを明らかにした。
オンライン誌「ジ・インターセプト」の創業者ジェレミー・スケイヒル氏は、AQAPがシャルリー・エブド襲撃事件を指揮したとする犯行声明を出したとしているが、CNNは独自にこの情報を確認できていない。