外国人ら9人の死刑、週内にも執行か インドネシア
(CNN) インドネシアの司法当局が25日、薬物関連の犯罪で死刑を言い渡されている外国人ら10人のうち9人を72時間後以降に処刑すると通告したことがわかった。
10人の出身国はインドネシアのほか、フランスやフィリピン、オーストラリア、ガーナ、ブラジル、ナイジェリアなど。全員が麻薬密輸などで射殺刑を言い渡され、執行場所となるヌサカンバンガン島で収監されている。インドネシア当局者らは24日、関係国の領事らに同島へ向かうよう促し、執行日が近いことを示唆していた。
司法当局の報道官は26日、CNNに「死刑執行まで少なくとも3日間あるということ。それ以降に執行することもあり得る」と説明した。
10人はジョコ・ウィドド大統領に恩赦を求めたものの、昨年末に拒否されていた。同島で一斉に処刑されることになっていたが、このうちフランス人死刑囚1人は23日に裁判所に異議を申し立てたため、刑執行が延期された。