アルカイダ「インド亜大陸支部」の指導者、米空爆で死亡
(CNN) 米ホワイトハウスは26日までに、アルカイダがインド亜大陸での勢力拡大を狙って設立を宣言していた支部のナンバー2だった米国人を今年1月、空爆で殺害したことを明らかにした。
この米国人の名前はアーメド・ファルークで、同支部の報道担当を名乗る人物も死亡の事実を確認。無人機を使った空爆はパキスタン北東部シャワル渓谷で1月15日に行われ、別の幹部も同じく死亡したとしている。
ホワイトハウスによると、アーメド・ファルークが死亡した空爆では、アルカイダの人質となっていた米国人のウォーレン・ワインスタインさんとイタリア人のジョバンニ・ロポルトさんの2人も巻き込まれて亡くなっていた。1月の別の無人機攻撃では、アルカイダで通訳や報道担当などを務めていた別の米国人も死亡していた。
アルカイダは昨年9月、インド亜大陸で新たな足場を築くための支部を設立したとするビデオ画像を公開。イスラム過激派の情報収集に当たる米民間企業「SITE」によると、同支部は同月、パキスタン海軍の艦船1隻を乗っ取るテロ未遂事件を起こしてもいた。