グアテマラ最高裁、大統領の汚職捜査指示 不逮捕特権剥奪も
(CNN) 中米グアテマラの最高裁判所は10日、同国のオットー・ペレス・モリナ大統領に対する汚職容疑の捜査を促し、議会に対し大統領の不逮捕特権の剥奪(はくだつ)を求める判断を示した。
同国では先月、税関汚職疑惑に絡みロクサナ・バルデッティ副大統領が辞任していた。
大統領の汚職捜査は野党が求めていたもので、議会が捜査を進める委員会を発足させる予定。
同国の国営通信AGNによると、大統領報道官はモリナ氏は法律を尊重するとし、捜査を進めることを容認した。
退役将軍であるモリナ氏は2011年、厳しい犯罪取り締まりなどを公約して大統領選で勝利。しかし、ここ数カ月間、閣僚が複数の汚職容疑に襲われ、指導力に対する批判が高まっていた。