パキスタンで15年ぶり猛暑、熱波で死者140人
(CNN) パキスタンの最大都市カラチが熱波に見舞われ、140人あまりが死亡している。CNN系列局のGEOテレビが22日に伝えた。
AFP通信が地元保健当局の話として伝えたところでは、20日以来の死者は122人に達した。
気象専門家によると、20日の気温は44.8度に達し、パキスタンで15年ぶりの猛暑を記録した。21日には42.5度に低下、今後数日はわずかに下がる傾向が続くと予想されている。
イスラム教徒が多数を占めるパキスタンでは、国民の大部分がラマダン(断食月)に入り、日の出から日没まで断食を続けている。
AFPによると、カラチで6月に観測された最高気温は47度。パキスタン政府によれば、史上最高は1938年5月に観測された47.8度だった。
隣国インドでも先月の熱波で1週間の間に1000人以上が死亡している。