パレスチナで民家放火、男児死亡 当局「テロ行為」
(CNN) パレスチナ自治区ヨルダン川西岸北部のドゥマ村で31日、民家が放火され、パレスチナ人男児1人が死亡、家族3人が重体となった。イスラエルとパレスチナの当局者が明らかにした。民家の壁には急進的なユダヤ人入植者によって使用される言葉がスプレーで書かれていた。
パレスチナの地元当局者によると、重体となっているのは男児の両親と兄。死亡した男児は生後18カ月だった。
イスラエル警察の報道官は、放火された民家の壁に「代償」との言葉が書かれているのが発見されたと発表。これはヨルダン川西岸の入植地からの撤退を促すイスラエル政府に反発する急進的なイスラエル人入植者が使う言葉で、パレスチナ人への復讐(ふくしゅう)を意味する。
初期段階の捜査では、容疑者は夜間に村に侵入し民家に放火し、スプレーでこの言葉を吹き付けたとみられている。