南アジアで豪雨の被害、死者数百人
(CNN) インドやバングラデシュがサイクロンに続いてモンスーン(雨季)の豪雨に見舞われ、数百人の死者が報告されている。
インドの政府当局者によると、同国では豪雨や関連事故で少なくとも200人の死者が出た。
同国中部のマディヤプラデシュ州では4日夜、増水した川にかかる橋を通過していた列車2本が脱線。推定230人の乗客のうち数十人が死亡した。
東部の西ベンガル州では数十万人が避難キャンプに身を寄せている。CNN記者が訪れた州都コルカタの死者は69人に上った。
このほか各地でダムの決壊や河川のはんらんが相次ぎ、住民らが避難している。
パキスタンの災害対策当局は3日、国内2275カ所の村落で計80万人以上の住民が被災したと発表した。
ミャンマーでも洪水の被害が拡大している。国連報道官が3日に発表したところによると、死者の数は47人に達し、住民20万人余りを収容する臨時の避難所が設置された。