イスラエル軍が発砲、パレスチナ人7人死亡 ガザ
イスラエル政府は最近、エルサレムにあるユダヤ教とイスラム教双方の聖地(ユダヤ教徒の呼称は「神殿の丘」、イスラム教徒の呼称は「高貴なる聖域」)への立ち入りを規制。これを受けパレスチナ人の怒りが高まり、流血が相次ぐ事態に発展していた。この場所はこれまでも対立の要因となってきた。
ネタニヤフ首相は8日、テレビ演説を行い、ユダヤとアラブ双方の指導層に対し、緊張激化を回避するため聖地の訪問を避けるよう促した。ただ、別の発言では、ヨルダン川西岸を管轄するパレスチナ当局とガザ地区を実効支配するハマスが「扇動と中傷とうそ」を広めているとして流血の責任を問い、より強硬な姿勢を示した。
一方、パレスチナ自治政府のアッバス議長は今週初め、事態の激化を望まないと述べた。