北京、深刻な大気汚染に初の「赤色警報」
香港(CNN) 中国・北京で大気汚染が悪化し、市環境保護当局は7日、警戒レベルが最も高い「赤色警報」を初めて発令した。学校は休校となり、屋外の建設作業は中断、車の利用は規制される。
環境保護当局によると、北京全体を覆う深刻な大気汚染は現地時間の8日から3日間以上続く見通し。
車両はナンバープレートの数字が偶数か奇数かで通行が規制され、屋外の建設作業や大気汚染の原因となる産業活動は中止される。屋外での花火やバーベキューなども禁止になる。
赤色警報は10日正午まで発令される。7日までの警戒レベルは上から2番目のオレンジだった。
地球温暖化ガスの排出量が世界で最も多い中国は、2030年をピークとして排出量を減らす目標を打ち出している。
中国の二酸化炭素の大部分は、石炭を使った火力発電や家庭での暖房から排出されている。特に冬の間は排出量が増える。