アゼルバイジャンで石油施設爆発 1人死亡、29人行方不明
(CNN) カスピ海にあるアゼルバイジャン国営会社の石油採掘施設で爆発があり、少なくとも1人が死亡、29人が行方不明になっている。同国国営通信社が伝えた。
爆発はアゼルバイジャンの国営石油会社SOCARが運営する石油採掘施設で4日に発生した。SOCARの副社長によると、当時同施設には作業員ら63人がいた。現時点でこのうち29人の安否が確認できていないという。
同施設には42人を乗せられる救命ボート4隻があったが、うち2隻は使われなかった。ボートから海に転落した3人は救出され、1人が遺体で発見されたという。
救助に出動したヘリコプターは、火災が発生した採掘施設に何度も着陸を試み、取り残されていた3人と、ボートで脱出した27人を救出した。
SOCARによれば、作業員31人は病院に運ばれ、うち1人はやけどの治療を受けている。
アリエフ大統領は犠牲者をいたみ、6日を服喪の日にすると宣言した。