イラク軍、要衝ラマディの6割をISISから奪還
(CNN) イラク軍は8日までに、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の支配下に置かれていた同国の要衝ラマディの6割を奪還した。
軍部隊と対テロ要員、連邦警察の警官らが米軍主導の援護空爆を受け、24時間にわたって攻勢をかけた。
イラク軍の発表によると、同市北部にあるイラク軍旧司令部や市西部、南部など、全体の6割を奪還。ISISの戦闘員数十人が死亡した。イラク側に死者が出たかどうかは不明。軍はさらに、大量の武器を押収したという。
米中央軍は、ラマディ付近で7日、ISIS戦闘部隊の2集団と武器、弾薬、物資の貯蔵庫、複数の建物、車両1台などを6回にわたって空爆したと発表した。
ラマディは首都バグダッドの西方約120キロのイスラム教スンニ派地域に位置する要衝。今年5月にISISに制圧され、イラク軍部隊が一斉に撤退した。