青森沖に転覆船、4人の遺体発見 北朝鮮から漂流か
(CNN) 日本近海で遺体を乗せた木造船の発見が相次ぐ中、青森県佐井村の牛滝漁港沖で木造船が転覆しているのが見つかり、船内から4人の遺体が発見された。
青森海上保安部の報道担当者が8日までにCNNに語ったところによると、6日に見つかった船の全長は12.5メートル。長期にわたって漂流していた形跡がみられるという。
この近くでは10月にもよく似た船が発見され、その船体にはハングルが書かれていた。
同担当者は、いずれも北朝鮮から流れてきた可能性があるとの見方を示した。
警察や海上保安庁によると、日本近海では10月以降、少なくとも12隻の木造船が見つかり、22人の遺体が腐敗の進んだ状態で収容された。
一部の国内メディアは漁船が遭難したのかもしれないと伝えたが、専門家らは脱北者の可能性が高いと指摘している。