アフガン南部の襲撃、死者37人に タリバーンが犯行声明
アフガニスタン・カブール(CNN) アフガニスタン南部カンダハルで8日夜に起きたテロ事件で、同国国防省は9日、民間人の死者が少なくとも37人、負傷者は35人に上っていることを明らかにした。内務省報道官は9日夜、事態は収束したと宣言した。
この事件では現地時間の8日午後6時20分ごろ、カンダハル空港付近にある市場で武装集団が銃を乱射し、アフガン部隊との間で銃撃戦となった。近くの学校も襲撃された。
国防省によれば、襲撃側は9人が死亡し、1人が負傷。反政府勢力タリバーンが犯行声明を出し、外国の部隊を狙ったと公言した。
一方、内務省によれば民間人の死者は36人、負傷者は14人で、襲撃側は11人が死亡したとしている。空港の敷地には侵入されていないという。
インターネットにはこの襲撃の数時間前、タリバーンのものとみられるビデオが動画サイトに投稿されていた。ビデオは「オバマへのメッセージ」と称して、白装束の男10人がタリバーンの旗の前に座る姿を映し出し、アフガン駐留米軍を狙った自爆テロを予告するような内容だった。