飛行中の旅客機爆発、過激派の「パソコン爆弾」か ソマリア
ケニア・ナイロビ(CNN) アフリカ東部ソマリアで今月2日、離陸後の旅客機内で爆発が起き、機体に穴が開いた事件で、同国の捜査当局筋は5日、爆発は機内に持ち込まれたノートパソコンに仕掛けていた爆弾が原因との見方を示した。
また、このパソコンを携行していたとみられる容疑者の名前なども割り出した。年配のソマリア人で、最大限の被害につながるパソコンの置き場所を知っていた形跡があるという。
この容疑者は爆発で出来た穴から機外へ飛ばされていた。今回の事件に絡み、遺体1体が同国の首都モガディシオ近くで発見されていた。
捜査当局筋は、旅客機が巡航高度に達して爆弾が爆発した場合、同機の燃料タンクで二次的な爆発が起き、壊滅的な被害が生じる可能性もあったと述べた。
今回の犯行には同国を拠点にするアルカイダ系過激派「シャバブ」が関与したと見ている。ただ、容疑者が同組織に直接所属する構成員だったのかは不明。事件では犯行声明は出ていない。