中国の国防費、過去5年で最低の伸び率 経済停滞を反映か
中国の国防費は米国と比べれば4分の1程度の水準。ただ、中国の軍事関連支出は2010年以降、毎年2桁の伸びを示し、逆に米国の場合は減り続けている。
香港大学の政治・公共行政専門の准教授は、中国の軍事費は公表される規模より多いのが再三あると指摘。同国は経済成長の低速を受けより賢明な支出方法を模索しているとし、新技術、南シナ海問題関連や海外での存在感誇示を狙った分野を重視した予算配分を進める可能性があるとした。
傅瑩報道官は米国に触れ、領有権論争がある南シナ海を軍事的問題に絡めているとし、同海で活動する最新型の航空機や戦闘艦船の大半は米軍の所属と主張した。