墜落機に米ロのフィギュアスケート選手らが搭乗 救助活動続く
(CNN) 米ワシントン近郊で29日夜に米陸軍のヘリコプターと衝突し、墜落した旅客機には、米国とロシアのフィギュアスケート選手らが搭乗していたことが分かった。現場のポトマック川では30日未明も捜索救助活動が続いた。
米フィギュアスケート協会は30日未明までに、関係者数人が搭乗していたことを確認した。
同協会からCNNへの声明によると、中西部カンザス州ウィチタでの全米フィギュアスケート選手権に合わせて青少年、新人向けのキャンプが開催され、参加した帰りの選手とコーチ、家族らが乗っていたという。
また、ロシア国営タス通信は情報筋の話として、フィギュアスケート世界チャンピオンのロシア人選手2人が搭乗していたと伝えた。
ワシントン消防当局の責任者は、旅客機が向かっていたレーガン・ナショナル空港での記者会見で、ポトマック川での捜索救助活動に約300人が出動していると述べた。
活動はすべて暗闇の水中で進められている。川の深さは約2.4メートルで風があり、氷も浮いているなど、ダイバーにとって危険な状況だという。
同責任者は救助活動に数日間、捜査にはさらに長い時間がかかる可能性が高いと話した。