ミャンマー新大統領が就任 スーチー氏も出席
(CNN) ミャンマーの新大統領に選ばれたティンチョー氏(69)の就任式が30日午前、首都ネピドーで行われた。
ティンチョー氏は国民民主連盟(NLD)を率いるアウンサンスーチー氏の側近。NLDが絶対多数を獲得した昨年の総選挙を受け、今月国会での投票で選出された。
同氏は、これまで5年間の任期中に大幅な民主化改革を進めたテイン・セイン大統領に代わり、ミャンマーで56年ぶりとなる文民政権を率いる。
就任式にはスーチー氏も出席した。同氏は外国籍の息子2人がいるため、軍政下で制定された憲法の規定で大統領にはなれない。軍部は今も全議席の25%を占める制度となっており、憲法改正への拒否権も有するため、この条項が修正される見込みはない。
ティンチョー氏とスーチー氏は同じ高校の出身で、長年の親しい間柄。新政権にはスーチー氏の意向が色濃く反映される見通しだ。