ファルージャ奪還、イラク軍攻勢 ISIS「首都」にも攻撃
軍部隊は、4日の進撃の結果、ISISがファルージャと西方や北方の地域を結ぶ最後の足掛かりを失いつつあるとの見方を示した。
同市は2014年1月、イラクの都市として初めてISISに制圧された。これまで2年以上の間、イラク軍部隊がここまで奪還に近付いたことはなかった。
さらに隣国シリアでも、ISISが「首都」と称する北部ラッカの奪還作戦が展開されている。在英の非政府組織(NGO)「シリア人権監視団」によると、シリア軍は4日、ロシア軍の空爆援護を受けて同市内へ攻め込んだ。
シリア軍がラッカへ入ったのも約2年ぶり。これに先立つ3日間の激戦で、少なくともISIS戦闘員26人、軍兵士9人が死亡したという。
国連によると、シリア内戦ではこれまでに全国で25万人以上が死亡、1000万人以上が家を追われている。