再投票の請願 発起人が「乗っ取られた」と当惑、実は離脱派
イングリッシュ・デモクラッツの代表者が語ったところによると、ヒーリー氏は意図に反した展開に驚き、請願が大きな注目を集めていることにやや重圧を感じているという。
ただ、すでに終わっている国民投票に請願の内容が適用され、再投票が実現する可能性は低い。キャメロン英首相はすでに、結果が小差でも再投票はしないと明言している。
この請願運動をめぐっては、にせの署名による水増し疑惑が指摘され、特別委員会から7万7000人分の署名を削除したとの発表もあった。
英国では今年、米共和党の大統領候補に確定している実業家ドナルド・トランプ氏の英入国禁止を求める請願が50万人以上の署名を集め、議会で審議された。だが結果としてトランプ氏への具体的な措置には至らず、同氏は数日前に英スコットランドを訪問している。