カナダ警察、テロ計画を阻止と発表 容疑者を射殺
カナダでは2014年に首都オタワの連邦議会議事堂が攻撃されて兵士1人が死亡する事件があり、ドライバー容疑者は当時、別名でトロントの地元紙のインタビューに応じ、この攻撃を正当化して過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」支持を表明。FBIとカナダ警察はそれ以前から、同容疑者に対する監視を続けていた。
同容疑者はその後もテロ関係者と思われる人物と連絡を取っていたが、通信の内容は暗号化されていたため把握できなかったという。
15年6月にはテロ集団の活動に参加した容疑で逮捕され、その後条件付きで保釈されて、電子監視装置を装着された。同年7月にはウィニペグから、ストラスロイに住む家族の自宅に移転していた。
カナダ警察は最近になってFBIから、爆弾テロ計画の最終段階にあるという男のビデオ映像の提供を受け、全土の捜査当局を通じてこの男をドライバー容疑者と特定したという。