インド軍拠点に襲撃、兵士17人死亡 カシミール
シン内相の発言についてパキスタンの外務省報道官はCNNの取材に対し、「極めて無責任であり事実無根」として、パキスタンの関与を全面的に否定した。
さらに、インドがカシミールの紛争をあおっていると非難、「インドはカシミール占領の現実から世界の注目をそらそうと躍起になっている」とした。
カシミール地方ではかつてなく緊張が高まっており、シン内相は緊急会議を招集するとともに、予定していたロシアと米国訪問を延期すると発表した。
インド支配地域では今年7月、分離独立を主張する武装組織「ヒズブル・ムジャヒディン」のブルハン・ワニ司令官がインド軍に殺害されたことを発端としてデモが激化。警察や自治体の庁舎が相次いで襲撃され、治安部隊とデモ隊の衝突で過去72日の間に少なくとも85人が死亡している。